【NHK杯】1回戦第12局 ▲畠山鎮 九段 vs △藤森哲也 四段 【四間飛車穴熊】
今週の将棋界
羽生さんは近年、乱戦気味の激しい順を好んで指すが、やられてしまっている局が多い気がした。しかし、昨日の棋聖戦でもそのような変化になり、私は不安だったがなんとか勝ってくれた。これで連敗を止めて永瀬六段に初勝利だ。棋聖防衛が成るか注目したい。
将棋フォーカス
マッハ田村こと田村康介七段と、山崎隆之八段が1分切れ負け将棋をしていた。
▲53銀右急戦 vs △ノーマル四間飛車 で、先手山崎八段の勝利。
将棋の内容としては、山崎さんが中盤で打った59角打がかなりいい手だと思いました(こなみ感)。
私はこの企画好きなのでもっともっとやってほしい。下手したら本戦より好きかもしれぬ。そろそろタイトルホルダーとかが出てきてもよいのではなかろうか。
第66回 NHK杯テレビ将棋トーナメント
畠山衛 八段 vs 藤森哲也 四段
畠山鎮七段は、鬼のすみかB1を舞う。よってに本戦シード。
藤森四段は、いい人そう。かつて米長前連盟会長に、母がLPSA所属の関係でいびられた、らしい。前期は女流の甲斐智美さん相手に素晴らしい差し回しを見せて勝利している。
解説は、中村太地六段。将棋フォーカス司会で、タイトル挑戦経験もある期待の若手。
戦型は、対抗形(▲居飛車穴熊 vs △四間飛車穴熊) になった。
- △1二香
11角成との交換は、後手得。この後、後手の馬が働く一方、先手の角も飛車も、と金も全てが重たくて藤森四段の方が指しやすそうに見えたが
馬と飛車の交換を余儀なく(?)され、次第に先手ペースに。22の角も、守備に強く働くようになる。
▲同金
同銀成でも同銀不成でも、攻防に角を打てるので取って問題なし。角のラインで78香のような手を防げる。なかなか我々アマチュアでは見逃してしまうのではないだろうか。角打ちを見落としてしまうと、次の78香で一気に後手ペースになりそう。▲7二銀打
穴熊とは、こうやって絡んで攻めるものなり。△6八銀打
物凄い形作りではあるのだが…。これで、△88金打からの詰めろになっている。硬そうな先手玉だが、こうすれば詰めろがかかるのかと、参考になりました。
感想
後手のよくなる変化もあったと思うが、気が付いたら悪くなっていた。
余談
余談だが、昨日AKB48の総選挙(?)があった。私はAKB48に詳しくないのだが、将棋とAKBが好きな先輩と一緒に見ていた。
(岡田奈々さんが出てくる)
先輩「AKBも若手が台頭してきたなあ、将棋界のように」
私「この方将棋界でいうならどれくらいですか?阿部健次郎さんくらい?」
先輩「いや、もっと上」
私「菅井さんくらいですか?」
先輩「いい線行ってるねー…でももっと上かな、ダニーくらい?」
私「え、それほどですか(驚愕)」
先輩「いや、言い過ぎたか、村山くらいかな。」
私「ほう、村山NHK杯とは、大した実力者ですね岡田さんは」
うろ覚えだがこんな会話をして楽しかったです。
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