【NHK杯】 ▲糸谷哲郎 八段 vs △菅井竜也 七段 【△横歩取り8五飛】
将棋フォーカス
雀刺しという戦法。ロマン溢れる形と、センス溢れる戦法名が大好きだ。
将棋フォーカスは、かりん初段への道。
どうでもいいがかりんさん23歳とは思わなかった。年上に見えない…
第66回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦第16局
糸谷八段は、強い菅井七段をさらに上回る。めちゃくちゃ強い。つい最近まで竜王だった。竜王はあっけなく失冠してしまったが、すぐにほかのタイトルも獲得するだろうよ。NHK杯戦ではかつて丸山九段を40手くらいで倒したこともある。
菅井七段はかなり強い若手棋士。新人王戦優勝経験もある。将来タイトルを1個や2個取る…かもしれない。余談だがかつて福島(大阪)を同僚棋士と闊歩中に、不審者に「おっ、警察車両」
「これも男根。これも怪しいな…すみません、僕のこと見たことあります?」などと、突然絡まれてしまったことがある。(不審者は西川五段が撃退)
参考:2ch名人 菅井六段・西川五段・室田女流二段、傷害で逮捕された人物につけ回され、交番に駆け込む
1回戦からものスゴイ好カードなんだ(^○^)
解説:井上慶太九段。大阪弁の人。関西の実力派ベテラン。去年のNHK杯は強豪松尾七段を倒し、糸谷竜王(当時)を追い詰めた。
戦型は、△横歩取り8五飛・5二玉
飛車は再び8四に引くのが主流になっていたが、本局、菅井七段は8五に置いた。2000年代に流行した形です。
以下、感想
後手の菅井七段の駒組が煮詰まり、右玉に。対する糸谷八段の策は飛車を端に振りなおしての端攻めで、横歩取り△8五飛戦法に対しまさかの地下鉄飛車になった。
菅井七段も角を使って攻めるが、気が付いたら糸谷八段ペースで戦いが進んでいた。本局、難解であまりついていけなかった…。
- (△6五同歩に対して)▲9六桂打
飛車をいじめる手。だが、飛車先が止まってしまうので普通は指せない。しかし、飛車をどかせて6四に拠点の歩を打つ手が猛烈に厳しい。
この一手をきっかけに糸谷八段がどんどん優勢に。
最後はわかりやすい即詰みに打ち取って糸谷八段の勝利。
感想
この将棋をまとめるとは。糸谷哲郎、まさここれほどとは
あと、最近先手で指すようになったが、やっぱり横歩取りって南海ホークスだと再認識した一瞬でした。
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