【NHK杯】名局de次の一手【羽生 vs 中川】
名局に観る次の一手
▲3八玉まで。
後手の次の一手を考えてみてください。
正解
※ドラッグで反転してご覧ください。
取れる飛車角を放置して、△1九龍。香車を取れば1筋方面で後手玉が捕まらなくなる。先手は攻め駒が足りず、万事休す。これ以外は負け。△9八龍でも▲2五飛で玉が捕まらず、後手勝てない。
一応以下の手順を載せておくと、△1九龍(99)▲2五飛(26)△2四香打▲2二銀打△2三玉(33)▲3五桂打△同歩(34)▲3四銀打△2二玉(23)▲2四飛(25)△2三歩打▲同銀成(34)△同金(32)▲2九香打△2四金(23)▲同香(29)△2三歩打▲同香成(24)△同玉(22) って感じで捕まりません。
終盤って怖いですね(こなみかん)
元ネタは言うまでもないでしょうが2007年のNHK杯羽生二冠(当時) vs 中川大輔七段(当時)。
自然な△2六歩が、ぴったり歩の枚数が合って詰んでしまうのを見落とした悪手。羽生マジックが炸裂した名局。加藤一二三九段も絶叫。余談だがあの動画は中川八段の駒音が心地よくて何度も見てしまう。
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