【相掛かり】実戦☆次の一手【初級向け(?)】
毎日対局している。その中でも、上手く指せなかった局面をこれから、こういう形でなるべく毎日残しておくなり。
なお、あまり難しいのではなく、数手先が読めればよさそーなものにする。
将棋ソフト導入したことで、こういうことが可能になった。
実戦☆次の一手
私が後手,早繰り銀で上手く捌けたような局面。 出題します。
▲8七歩打まで
後手の次の一手を考えてみてください。
正解
※ドラッグ反転でご覧ください
▲欲張って横歩をとる手をソフトは推奨している。
以下、▲6四角(46)△8八歩打(▲▲7七歩打△7四飛(76)▲9一角成(64)△8九歩成(88)▲8一馬(91)△7六歩打▲9二馬(81)△5四飛(74)のような感じで、激しくなるが、と金を作りつつ角打ちの好打が多い後手がリードを奪える展開になるそうだ。
この変化に飛び込まずとも、2手先△8八歩打は見えておきたい。
しかし実戦では△8八歩打が出てこなくて、6四の歩を守るため穏やかに△8四飛。
そこから数手進んで次の問題。
次の一手 Ⅱ
▲2六銀まで
後手はどうする?
正解
※ドラッグ反転でご覧ください
△5五銀で角を殺す手(技巧の評価値は-300ほど、疑問手扱い)しか見えなかったが、なんと△4九角打(!)が正しい。
次に△3九銀打や△2七銀打で、飛車を取れる。飛車を取ってもこちらの角と、銀を取られるので損なようだが…
▲5九金
△6七角成(!!) ▲同金 △8七飛成 ▲7七桂 △8九龍 ▲5八玉 △9九龍、と進んで、角香交換だが、後手陣に全くいやみがない。
次に田楽刺しを食らってしまうので、▲3七角と引くくらいだが、左桂を活用するなどして角をいじめにいって後手優勢(-900ほど)。▲5九玉 △2七銀打 ▲4九玉 △2八銀成 ▲同角 △6九飛打 ▲3八玉 △8九飛成 で、先手陣を破って後手優勢。
▲6八玉
△3九銀打 ▲1八飛 △2七角成 ▲3七銀。馬で飛車とって単純に打ち込んでも後手優勢。(ソフト推奨は△8二飛から飛車を6筋に活用)
こんな手があったのか!!
ちょっと微妙な問題と難問の2つになってしまった…
- 作者: 野月浩貴,山崎隆之
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2013/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
次の一手本に載っているような、見落としがちな手筋みたいなのを次は載せようと思ふ。