【NHK杯】 ▲島本亮 五段 - △豊島将之 七段 【▲矢倉3七銀戦法】

将棋フォーカス

矢倉▲3七銀・▲4六銀・△4五歩型。
四間飛車名局集。四間飛車といえば、大山康晴十五世名人と、藤井猛九段。

第66回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦第17局

島本五段は、初出場。インタビューを見る限り緊張されていたのでは
最近フリクラくら脱出された。服は気合が入っていた(かりゆしウェア)。これはいい。みながスーツではつまらないのだ


豊島七段?強いよね。

解説:林健二九段。先日叡王戦で高橋九段を倒していた。終局後のぼやきが印象的だった。

戦型は、▲矢倉▲3七銀 vs △4五歩反発型

豊島七段の方がかなり強そうですが。さて、どうなる

普通の相矢倉になった。先手の▲46銀に対して、後手が△4五歩と反発する形で、
なんと直前の将棋フォーカスでの解説通りに進む。

これは

矢倉△4五歩反発型の謎 ~なぜ▲4六銀・3七桂型は滅んだのか?~ (マイナビ将棋BOOKS)

矢倉△4五歩反発型の謎 ~なぜ▲4六銀・3七桂型は滅んだのか?~ (マイナビ将棋BOOKS)

このタイトル通り、後手が勝つ形らしいのだが、しかしかなり島本五段も粘り強い指し回しを見せ、最後までどっちが勝ってるのかわからなかった。 

最終的にはお互い秒読みの中、豊島七段が逃げ切り勝利。どこかで先手にも勝ちはあったと思う。惜しかった。

ソフトに読ませてみたところ、

ここで▲5三角打がよくなくて、▲8六玉の早逃げで先手優勢だったようです。

感想

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島本五段は頑張っていたが、豊島七段の壁は厚く、高かった。
しかし、豊島七段を考慮時間無しまで追い詰め、初出場の緊張を感じさせない将棋だった。