おやすみプンプン 感想 6巻のプンプンの初デートについて雑感

最近ブックオフに行っている。「退屈」に任せて7時間くらい居座り、 20巻あたりまでしか読んでなかった「ふたりエッチ」とか読んでいたんだが…

おやすみプンプン」(名著)を一気に読破してしまった。この漫画はもともと前の大学で勧められ1巻だけ読んでいた.せっかくだからと思いなんとく手にとってみたのだ

 

面白い。

 

小→中→高→フ と物語が進むにつれムーアのように雪だるましていく加速の感じが、すごい面白かった(最初の方は正直退屈だった)

 


おやぷんは主人公のプンプンが「オトナ」になっていく過程.




単純な面白さでは「悪の華」「20世紀少年」に匹敵するだろう(比較対象はおかしいでしょうが)
そのリアルで生々しい卑屈型一般ピープル?の生活に色々と重ねてしまう
つまらない世界。つまらない人生。
だが本当につまらないのは自分自身であるというその事実。
他人(男)には投げやりと若干の嫉妬
「お前はいいよな」的なことを度々言われるが本気でわからない
ひとりぼっちだがなまじ高い知性が自分を「バカ」にさせてくれない


 

 

全体的な感想や考察を語ってもいいのだが

ここでは僕が最も感動した6巻の、プンプンの初デートのエピソードについて語ろうと思う.

プンプンは高校入ってすぐ、普通の真面目で将来海外の貧困問題に携わりたい地味子とデートをするのだが…

 

 















 

おやすみプンプン 6 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 6 (ヤングサンデーコミックス)

 

 





おやすみプンプン 6巻と僕の「初デート」の思い出



実は僕にも一度だけ「デート」をしたことがある…
しかし、相手は「デート」だとは間違いなく認識していない(異性に興味がないタイプの女性だった)でしょうが
僕にとって女の子と2人きりでボウリング場(ボウリング場とは言ってない)に繰り出し遊ぶ行為は
「デート」以外の何者でもなかった。

僕がやっとでギリギリで大学に入り、あれは1年目の10月くらいの、もう雪が降ったり、本土の1月2月並みの寒さの日もままある日のこと。
僕は女の子とのデートもこんなに遅れたのは、中高男子校というよく同情される環境と、高卒後1年ニート1年浪人の環境ゆえに仕方がなかったんだ。
仕方がなかった。話を続けようか

なんで誘ったかというと
僕はその数日前彼女とスーパーに行き
というか僕だけがスーパーに行っていたら
外で彼女は何故か待っていてくれて
僕は驚愕したのだが
いわく「ごめんなさい。怒ってますか?」とのことで
先に帰ってたかと思ったのだが
僕はその時感じたのは

嬉しさよりも
一気に意識が0.02秒でセックスの天界に飛翔して
とにかくその日はやばいくらい
抜いた記憶が残っている

あまたの生々しい妄想が止まらなくて

とにかく抜きまくった

何度も確実性の高いシチュエーションを妄想して

僕は抜きまくった

僕はエンスラポイド(猿)だった🐒

余談だが僕はエロについては

リアリティーが無いと興奮しない

だから、創造で抜く時は

リアリティーのあるシチュを想像する

例えば、ある地味娘(彼氏持ち)がいたとして

僕が抜く時は必ずその彼氏に憑依するか

神の視点で妄想して抜く

これは「ありえない!」と言われたことがあるけど

皆様はどうだろうか

とにかく

自分の視点でものすごくリアリティーのあるオナニーができるのだから

僕が抜きまくるのは自明だった

僕は抜きまくった

閑話休題
これはセックスだと
僕は近日中に脱童ができるのだと
本能が確信した
そういうことでデートは成立した
僕も当日、常にドキドキしていて
ほとんど会話は成立せず
id:happy-mediumさんってつかみどころないですよね…」と
プンプンと同じで
「つかみどころがない」というセリフも食らってしまった

まあ仕方がない

ただでさえ普段からあまり会話は成立していなかった

更に
緊張する中でも僕は
プンプンと同じで常に「超勃起(いわゆるフルボッキ)」していた
今日で童卒ができるんだと

デートの最中にもかかわらず

この後の行為
そこまで
想像は巡り
駆け巡る脳内物質
エロへのドキドキで頭がオーバーヒートしていた
手が触れ合ったこともあった
その時は頭の後頭部に妙な快感?呼吸が冷たく白っぽい?あの恋特有のドキドキした感覚が
小学生の時以来に襲ってきて
恋してるって感じでよかった
今思うとアホなんだけど
前日僕は

サッポロドラッグストアに走り
「グラマラスバタフライ」という結構高いコンドームを

買った

コンドームを購入すると、レジの人はわからないように包んでくれる

僕はレジの大学生風のお兄さんに対する優越感でいっぱいだった

そして箱ごとカバンに投入した(なんて自分勝手なんだッ)
更に今後間違いなくコンドームの需要が高まるだろうと考えた僕は
Amazonで「めちゃうす」という安価なコンドームも大量に購入した

セックスヲ前に

ボクは完全にブラインドだった
(※なおこれらは全て,引っ越す際仲間にあげた)

 

 


僕もプンプンと同じで
彼女に「好き(ラブ的な意味で)」は全然なかった
加えて向こうもそれをわかっていたのだ
なのに僕は相手の娘とセックスをすることしか考えていなかった

ので
ああああああああああああああああああああ
ちょっと思い出したくないですね
まぁ概ねプンプンと同じような結末になったわけだ

(※プンプンは無理やりキスしようとして平手打ちを喰らい、「あーあ、今日勉強してればよかったなー…」と言われる 僕はそこまではしていないが…まぁ うん)
女の娘と全く意思疎通が取れていない

のに

セックスがしたくて

その結果関係が破綻してしまった

それまで彼女となんの会話をして

どういう信頼関係を築けていただろうか
何話してたかとか
細かくは覚えてないけど
塩野七生さんの本読んでみましたよ。面白かったです」とか
「私って、就職できると思いますか?」とか
そんな感じで
こういう会話が退屈だったかというと
そんなことはまるでなくtえ
もちろん楽しくホッとする時間だった
じゃあなんで僕はセックスがしたかったんだろう
僕が求めていたものはなんだったのか
僕は何がしたかったのか
今思うと少しわかる
セックスに脳が支配されていて
会話とかに気を回している余力がまるでなかったんだ
僕は彼女のことを知ろうともせずに
裏切り傷付けててしまったことになるな
何がしたかったんだろうな僕は

セックスとは何なのだろうか
僕は性欲が芽生えた中学生の頃から
セックスを至上の目標として捉えてきた
sexさえできれば
人生が変わると思っていた
それはわからない
だが今
僕は変わったのかもしれない
少なくとも夏休みに入ってから僕は
オナニーをした記憶が無い

今の僕の理性は

セックスを

人間が最も動物になる瞬間と定義し

だから尊いと思っているのだけれど

おそらく考えても答えは出ないのだろうよ

まあセックスそのものについては後日語る

話、脱線するので…


僕はあの日に戻りたい
戻ってやり直したい

普通に家に帰るべきだった
僕の自分勝手が彼女を裏切ってしまった
失ってからその大切さに気付いた
だがこれはいけない
お前は何を言っているんだ
プンプンじゃないんだから
ですがそれでいい
もう遅いにしても、せめて一言謝りたい
彼女を傷付けてしまったことを

そしておやすみプンプンを読んでもらいたい、と思ったのだよ


話を元に戻すか
しかし僕はこの漫画を読んでいて
「だが、こういう風なのは僕やプンプンが特別ではなく、大抵の男子がプンプンと一緒であろうよ」
と思っていた
プンプンが初デートで爆死するさまを見て
僕は正直安心した
「世間一般の男も、プンプンと同じだから、初デートでエロいことだけ考えて結果爆死するのだろう

私だけじゃない!」
と!
安心した

(※なお後にプンプンと初デートした子は少しだけ出てきて、大学で無事処女を卒業したり、合コンに何度か行ったり、「普通」に過ごしているようだった)



だがそれが本当なのかはわからない

それに僕はプンプンとは違う
なぜなら、、プンプンは翠ちゃんで童卒しているからな

加えて漫画家、教習所の地味子、愛子ちゃんと
プンプンは「普通」にセックスを積み重ねられている
それに発達障害ではない
なにより僕には「愛子ちゃん」はいない
グズで卑屈で後ろ向きな自分とシンクロしてくれる
「愛子ちゃん」はいない
今まであってきた地味子ちゃんがたも皆
なんだかんだで性根までは
上向きだった

僕みたいに卑屈にうじうじ言ってる女の子はまだ見たことがない
おやぷんの舞台は東京のM市で
僕自身昔園があった土地で
懐かしく読ませていただいたが
今の僕は見知らぬ港町神戸の片隅で
辛うじて口を開けて埃を食べて生きているだけ
なんていうか
僕が「自分自身」を出す必要は
皆無なんじゃないかと最近思った
僕には世間がわからない
僕には世界が楽しいと思えることがまるでわからない
世界と僕とは同じ種別の畜生だとはどうしてもおもえず
でもそれって僕が👽エイリアンなだけだろう。

 


僕は気付いた

これからは藤川たかしくん(リア充爽やか系「普通」大学生)の仮面を被ったプンプンの仮面を被って
教習所で地味子にこえをかけるようなことをしたい
次のバイトの日からフットサルとカフェ巡りが趣味のフリをしたい
そして地味眼鏡っ娘とsexをしたい
自分が爽やか系大学生だと思い込んで
そのフリをすることで

いやそうしないと

僕のような人間が

彼女を作ることは不可能だ
いや実際ね、リア充って僕とは想像もつかないような生活で
それを平然と当然のように披露してくるんですよ
バイト先リア充「昨日は須磨に行った、明日はノエビアで明後日は留学…」
それをね、僕が、そのような発露を受けて、
そして、それがさも平然であるかのように振る舞うのは
未だに驚愕しながらである(でも、慣れた)

 

僕にとってそういう世界は

物凄く変んだけど
僕が発達障害

何事にも意味を見いだせず

まるで楽しいことなどなく

愛だけが世の中で欲しいカオナシである僕

僕がラブを手に入れたかったら。

僕の特性を理解されようとせず
まずはラブを手に入れてから
本当のラブにいずれ辿り着くしか

ないと思うんだ
言いたいことは売れてからかけばいい、の理屈で
藤川たかしくん(爽やか系大学生)の仮面で!

だけどそれでいいのだろうかと

是非を論じるほど

僕は恋を知らない

余談


余談

それはそうと僕がおやすみプンプンを一気読み
ブックオフを出て思ったことは
「女子大生ってオトナだ」
ということだ
おやぷんの表現を借りるなら
「繊細にして圧倒的質感」で、
可愛いのに体は圧倒的にオトナだ
本来大学院の年齢のはずの僕が
何を言っているのだと思うかもしれないが





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見返してみると

感想じゃなくてただの僕の初デートの思い出になってしまったか申し訳ない

とにかく僕がこの漫画で思ったのは、

😡プンプンにシンクロできる人は藤川たかしくんの仮面を被ろうね⭐︎

ということです

一巻の叔父さんのセリフだが

「(メンヘラ気質の根暗に理解のある)神様(女神)なんかいないんだよォォォオーーーー!ー!!!」

ということでしょうよ。

まぁうじうじ考える系の方にはおすすめです

相当な名著だろうよ