大日本帝国がどうすれば太平洋戦争に勝てていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが

それでも俺がいつまで大日本帝国などという想像上の太平洋戦争の勝利を信じていたかと言うと、これは確信をもって言えるが最初から信じてなどいなかった。

 

このifはあり得ない

無意味でしょうよ

 なぜ?

 

 

 

「舐められたら終わり」の極めて短絡的なヤクザ思考の日本軍人が政治に関わった時点で、積み重なった試行がいつかは地雷を踏み抜く。つまり、いずれは破綻する運命しかない国家であったからだろうよ。

 

近代の日本史の「if」を一個一個検討していく本を読んだことがあった。だけど日本史ほど「歴史にifは無い」がしっくり来る国はないと思う。満鉄をアメリカと共同経営していたら…?第一次世界大戦の時、連合国の要請に応じて地上部隊をフランスとロシアに派遣していたら…? ifが効くのはこのあたりまで(満州事変以降は完全にやべー国状態なので中国撤退以外どうにもならないでしょ)だが、全部ナンセンスですね。大日本帝国という国家の思考は、そういう協調に向けられていない。

 

 

まぁこういうヤクザ的でエスノセントリズム的発想は、江戸時代の「武士」の結晶みたいなもので、

つまり、太平洋戦争は日本国家が必ずどこかで迎えたであろう総決算だった。

これはいけない。

 

 

ですがそれでいい。せっかく負けて新しく誕生した日本オブ日本国憲法はかなりピースフルな「美しい国」だったと思う…ぞ!

 

だがそれも

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サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが


それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うと、これは確信をもって言えるが最初から信じてなどいなかった。

幼稚園のクリスマスイベントに現れたサンタは偽サンタだと理解していたし、お袋がサン タにキスをしているところを目撃したわけでもないのに、クリスマスにしか仕事をしない ジジイの存在を疑っていた賢しい俺なのだが。
はてさて、宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力や悪の組織やそれらと戦うアニメ的特撮 的漫画的ヒーローたちがこの世に存在しないのだということに気付いたのは、相当後にな ってからだった。

いや、本当は気付いていたのだろう。ただ気付きたくなかっただけなのだ。
俺は心の底から宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力や悪の組織が目の前にふらりと出て きてくれることを望んでいたのだ。

しかし現実ってのは意外と厳しい。

世界の物理法則がよく出来ていることに感心しつつ、いつしか俺はテレビのUFO特番や 心霊特集をそう熱心に観なくなっていた。
宇宙人、未来人、超能力者?そんなのいるワケねーでもちょっとはいて欲しい、みたいな 。
最大公約数的なことを考えるくらいにまで俺も成長したのさ。

中学を卒業する頃には、俺はもうそんなガキな夢を見ることからも卒業して、この世の普 通さにも慣れていた。